NURSING CARE SUPPLIES SECTION 介護用品部門インタビュー

NURSING CARE SUPPLIES SECTION

介護用品部門

さふらん天童店
福祉用具専門相談員

介護支援専門員
2級福祉住環境
コーディネーター

清野 啓二さん

福祉、介護用品を通して、みんなが笑顔になれる社会を。

利用者さまはもちろん、
ご家族さまの負担を減らすお手伝いをしたい。

「社会貢献」の意味合いが大きい部門。

株式会社山本産業の事業部のひとつに「さふらん」があります。さふらんは福祉・介護用品のレンタル・販売を通じ、みなさまの快適ライフをお手伝いするお店。山形県内10店舗のネットワークでサービスを提供しています。福祉用具のレンタルや販売のほかに、住宅の改修・リフォームも手掛ける部門で、主に居宅介護支援専門員(ケアマネージャー)から介護保険のご利用者さまを紹介いただき、さふらんの専門相談員がご利用者さまに適した福祉用具をアドバイスしています。介護保険外でも、補聴器をはじめ介護用品についてもさふらん天童店の窓口で相談に乗ってくれるといいます。

さふらん天童店の福祉用具専門相談員(介護支援専門員・2級福祉住環境コーディネーター)である清野啓二さんは入社15年以上という、この道のプロ。歩行補助杖や歩行器、車椅子やその付属品、ベッド(特殊寝台)や床ずれ予防用具、体位変換器、移動用リフト、さらには手すりやスロープなどと、幅広く取り扱いがあります。「介護保険認定を受けられた方で在宅介護をご希望される方を対象に、介護用品レンタルの負担額に対する支援制度があります。ケアマネージャーさんからご利用者さまを紹介いただき、お話を伺いに。“私たちさふらんのスタッフが活躍する社会=要介護認定者が多い”ということではなく、“保険制度を適正に利用してひとりでも多くの人が快適に過ごすことができる安心な社会”と理解しています。高齢化社会という現状で重要な職種だともいえます。」

高齢化社会・保険料・老老介護。課題はたくさんあります。

「山本産業だけでなく、県内にほかの加盟店さんとのネットワークで事業を行なっています。私たちは天童市と山形市エリアを中心にケアマネージャーさんからご紹介をいただきます。営業活動ということを特にしていません。“介護用品使いませんか?”と、健康な方へ勧めたりしませんよね。そういう意味では“介護”について考える機会というのが、みなさんの身内など現実で起きないと知り得ない世界。今ご紹介いただいている仕事を実直にしていくことで、ケアマネさんからお話をいただく。どうしても受け身ではあるので、バリバリ実績を上げたいという方には不向きで、とても忍耐力のいる仕事かもしれないです。同じご利用者さまでも杖から車椅子の利用へと、年齢や体力などによって変化します。また用具も新しいものが開発されるので、常に業界の勉強も必須。お住まいの環境によってもご提案する用具が絶えず変わります。」

利用者さまと家族が「楽をする」より、
「リハビリになる」用具の提案が大切。

介護については家族や周りの人がその状況にならないと
わからないというのが現状。介護をしたことがある人だと
理解できると思うのが「楽をする」と「リハビリになる」との
違いではないでしょうか。清野さんはその点についても想いを
持っています。「もちろん快適に過ごしてもらうことは利用者
も家族にも大切です。しかし、座ったまま、寝たままで何でも
できてしまったらどうでしょう?せっかく移動や歩行の訓練に
なることも、用具があることによってリハビリの妨げにつながる
場合も。個人差や環  境の違いもあるので、“最善”という判断は
とても難しいです。もうひとつは“モノの提案だけ”にはならない
ように心がけています。物質的なモノを“きっかけ”として、
みなさんが快適に過ごすことができ、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)
の向上につながれば提案した私たちもうれしい。お話を聞いてあげる、寄り添う、
というところがこの仕事では大切だと思います。その結果として“ありがとう”と言っていただいたときはもちろんやりがいを感じる瞬間です」。山形県天童市の65歳以上の人口は29.7%(令和元年12月末現在/住民基本台帳に基づく天童市HPより)。健康で長生きできる社会に欠かせない仕事、さふらん。介護は家族だけで悩まずケアマネージャーやさふらんのような介護支援専門員の事業者に相談できると知っておくことで、未来への安心がまたひとつ増えていきます。

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